歯科衛生士つぼねの歯っとするブログ

アラフォー現役歯科衛生士のつぼねです。蓄えた知識(余計なものも含む)をドドンと大放出します!

知覚過敏の対処法

つぼねです。

知覚過敏の続きです。

お題

「知覚過敏の対処法」

知覚過敏つらいですよね。

取り急ぎ自分でできる対処法」から

ご説明しますね。

 

①優しく磨く

歯ブラシをやわらかめにかえて、力を抜いて優しく

ブラッシングするようにします。

歯への刺激を極力減らすようにしてください。

研磨剤入りの歯磨き粉もしばらくは控えるとベスト。

 

②知覚過敏用歯磨き粉を使う

つぼねのおすすめはシュミテクトとステマセンシティブ

 

●シュミテクトは硝酸カリウム5%を配合しており、

物理的な封鎖ではなく、歯髄神経自体を鈍麻させて

くれます。

そのため、しみる痛み自体を緩和してくれます。

1~2週間ほどで効果を感じられる方もいるよう

ですが、最低でも1~2か月は使用して様子を

見てみてくださいね。

 薬用シュミテクトコンプリートワンEX 90g【楽天24】[シュミテクト 知覚過敏歯磨き]

 

●システマセンシティブは硝酸カリウムと乳酸カリウム

を配合しています。

乳酸カリウムが開口した象牙細管を封鎖することで

象牙細管内溶液の移動を阻止して神経の刺激を

抑制します。IPMPが配合されいているので、

しみることでなかなかうまくブラッシングが

当てられない歯の周辺の歯周病の進行予防にも

効果的です。

DENTsystema システマセンシティブ ソフトペースト 90g

 

③フッ素ジェルを使用する

歯根の石灰化を促進して症状を軽減させることが

できます。ジェルタイプが口腔内に停滞性が良い

のでお勧めです。ただし、効果はゆっくりなので

気長に使用して下さい。 

 

④食いしばり、歯ぎしりをやめる

まず日中食いしばっていないか、日頃から気にして

みることが大事です。

もし食いしばっていたり、歯と歯を合わせている習慣

がある場合は、できるだけ離すようにしましょう。

就寝時の歯ぎしり自身でのコントロールは無理

なので、マウスピースを使用して、歯への負担

を軽減させます。

 

「歯科医院で行う治療」

①知覚過敏の薬を塗る

歯科医院には知覚過敏用のお薬が用意してあります。

ちなみにつぼねの歯科医院には3種類常備して

あります。状態によって使い分けていますよ。

 

②削れた部分をプラスチックで詰める

つぼねの歯科医院では、知覚過敏のお薬を塗っても

収まらない場合は削れている部分に詰め物をして

埋めてしまいます。

この詰め物は、前歯などが虫歯になったときに修復

するのに使用するプラスチックの詰め物です。

 大抵の知覚過敏はこの処置をすれば収まります。

 

③かみ合わせを調整する

かみ合わせが悪く、過剰にその歯に負担がある場合

は、かみ合わせを調整する場合があります。

 

③歯の神経をとる

知覚過敏の症状が強過ぎたり、持続的に歯髄を刺激

する状態が続いていると「歯髄炎」と呼ばれる歯痛

がおきることがあります。

ほおっておくと神経が自然に死んでしまうことも…。

神経をとると歯がもろくなるので、極力神経は残した

方がいいのですが、このような場合はやむを得ず神経

を取ります。

f:id:shakashakahamigaki:20160715003603j:plain

 以上が知覚過敏の対処法です。

しみるのを我慢せずに、かかりつけの歯医者さんで

是非一度見てもらってくださいね。

つぼねの歯科医院でも処置をした後、笑顔になって

帰って行かれる患者さん多いです。

セルフケアで様子をみてもよい場合と、早めに処置

をしたほうが良い場合がありますので、先生に判断

してもらうと安心ですよ💛