歯科衛生士つぼねの歯っとするブログ

アラフォー現役歯科衛生士のつぼねです。蓄えた知識(余計なものも含む)をドドンと大放出します!

親知らず

つぼねです。

お題

「親知らず」

つぼねの働く歯科医院にも親知らず問題を抱えた

患者さんがよくいらっしゃいます。

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親知らずは大抵二十歳前後で生えてくることが

多いです。でもまあ例外はもちろんあります。
つぼねの担当患者さんは30歳超えてから

生えてきました(笑)

昔に比べて骨格もシュッとしてきた現代人。
顎もシャープに小さくなってきたが故、今や

親知らずは不必要な歯になりつつあるのです。
だから変な風に、変な場所に生えてくる…

出るとこないからここでいっか?みたいな感じ

でしょうか。困ったもんです。

(もちろんふつうに生えてくる人もいますよ!)

 

★親知らずが痛くなるのはどうして?★

 

①少しずつ生えてくるため、歯肉と歯との隙間に汚れ

が入り込みやすくなり、細菌による感染で周りの歯肉

が炎症を引き起こして腫れている。

 

②斜めに生えてきた親知らずが手前の歯を押して痛み

が出ている。

 

③磨けなくて虫歯になっている。

 

ほぼほぼ①であることが多いですね。たまに②③も

ありますが。相当炎症を起こして痛い状態で抜歯する

のは、やめましょうね。地獄です。
麻酔効きませんからね。
いったん抗生剤と痛み止めで落ち着いてからの

ほうが、負担は少ないと思いますよ。

つぼねは泣き叫ぶ患者さんを見たことがあります

( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)

 

★どんな時に親知らずを抜くの?★

 

①上もしくは下だけに生えてきた場合

歯というのは上下かみ合っているからこそ機能して

います。

相対する歯が存在しない場合は必要ありません。

むしろどんどん歯が伸びてきて粘膜などを咬みやすく

なったり…不都合しかありません。

 

②何度も繰り返し、周辺の歯ぐきが腫れたり、痛んだりする

親知らずの周辺はとっても歯磨きがしずらいです。
そのため細菌のたまり場になってしまい、炎症が

起こりやすくなります。

 

③虫歯になっている

親知らずは一番奥に位置するため、治療も非常に

難しいです。けっこう歯科器具が奥まで入らない

のですよ。なんとか治療ができても2次的な虫歯

にせず維持するのはとても難しいです。

 

④ほかの歯に影響が出ている

正直親知らずより大切なのは、その手前にある2本の

大臼歯です。親知らずが原因で歯周病や虫歯になる

危険性があるのなら、この歯たちを守ってあげること

が何よりも優先です。

 

親知らずはその萌出の仕方によっては大学病院での

抜歯が必要になることがあります。
かかりつけの先生にしっかりと相談してから抜歯に

臨みましょう。

ちなみにドクターにも抜歯の得手不得手があります。

近所の評判とか聞いてからのほうが安心かな?なんて

余計なことを思ってしまう、つぼねなのでした。

 

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