歯科衛生士つぼねの歯っとするブログ

アラフォー現役歯科衛生士のつぼねです。蓄えた知識(余計なものも含む)をドドンと大放出します!

唾液が減ってるかな?と思ったら…

つぼねです。

お題「唾液」の続きです

 

唾液が減ってるかな?と不安に思ってしまった方!

対処法をお話ししますね。

f:id:shakashakahamigaki:20160706002601j:plain

ドライマウスの対処法

 

1.水分をとる

唾液を増やすには、体内に水分が足りている必要

があります。また、水分をとると口腔内が潤います

ので、頻繁に行えば口腔内のトラブルを減らすこと

ができます。

 

2.よく噛む

よく噛むことで唾液腺が刺激されて、唾液が分泌

します。ガムをかんだり、咬み応えのある例えば

するめのようなものを食べたときに唾液がたくさん

出てきた記憶はありませんか?

 

3.人口唾液、保湿ジェル、洗口液を使用する。

 

4.唾液腺のマッサージをする。

三大唾液腺である耳下腺、顎下腺、舌下腺を

マッサージする。 耳下腺は耳たぶの下辺り、

顎下腺はあごの下、舌下腺舌の付け根辺りに位置

していますので、そのあたりをマッサージします。

 

唾液腺のマッサージの手順

 まず、手のひらをすり合わせて温めます。

 

耳下腺刺激

①耳たぶの前に手のひらを当て、耳下腺部を温めます。

 ②耳たぶの人差し指から薬指までの3本の指を当て

て、ぐるぐる回します。

回した後に耳たぶの前から中指を小鼻の方向に

滑らせ、上の奥歯あたりで止め、2~3秒圧迫

して離します。

以上を3回行います。

 

顎下腺刺激

③下顎の骨の内側の柔らかい部分に親指を当て、

舌を突き上げるように押し上げます。

そのまま耳の下からあごの先まで順番に押し

上げます。

 

舌下腺刺激

④両手を組んで親指を立て、下顎の骨の内側に

親指を当て、舌が上顎に付くくらい押し上げます。

⑤最後に顎の下をトントン軽くたたいて終わりです。

 

①から④までを1セットとして、1回に付き3セット

繰り返します。最後に⑤を行います。

 

※早い方なら唾液腺マッサージを始めて1か月くらい

で効果が現れる場合もありますが、多くは半年から

1年で実感されます

日頃から焦らず毎日繰り返し行うことが大切です。

 

5.口呼吸を改善して鼻呼吸にする。

日頃からお口を閉じるように意識してみましょう。

また、就寝時の口呼吸対策としては口閉じテープ

の使用もよいでしょう。

口を閉じるための筋力低下を改善するために行う

「あいうべ体操」という体操もありますよ。

 ※鼻炎が原因で鼻呼吸ができない場合は、耳鼻科を

受診しましょう。

 

 体の病気や薬の使用によるドライマウスの場合は、

主治医の先生と相談しながらドライマウス対処法

試してみてください。

 ドライマウスになるとさまざまな不調が起きてきます。

中には専門家の処置が必要な場合もありますので、

あまり改善が見られなかったり、ひどい症状が続く

場合は歯医者さんにご相談してみてくださいね。