電動歯ブラシを使ったほうがいいの？
つぼねです。
お題です。
「電動歯ブラシを使ったほうがいいの？」
歯科医院に通院しているとやはりセルフケアを真剣に
考え始める方が多いようで、よくこの質問を
お受けします。
つぼねは昔は電動じゃなくていいでしょ？
手で十分磨けるでしょ？
そのほうが操作性もいいでしょ？
って思っていたので、手用ブラシ派でした。
ところがここ数年でつぼねもだいぶ丸くなった？
のか、電動歯ブラシを見直し始めました。
なぜなら電動で磨いている患者さんで、的確に
磨けている場合は、本当に歯面がつるつると
きれいなのです。使用法によっては手で磨くよりも
きれいにケアができるのかも！
そうです。日々の臨床で患者さんから電動の良さを
教わってしまうのでした。お恥ずかしい…。
電動歯ブラシの種類
①高速運動電動歯ブラシ
へッドを強く回転、振動させてプラークをかきとる。
昔からあるタイプの電動歯ブラシです。歯に当てる
だけで、自分でこする必要はありません。ブラシ
ヘッドがくるくる動いて汚れを落としてくれます。
（代表ブラシ⇒ブラウンオーラルB様）
電動歯ブラシに音波振動を加えたもの（20～
20000HZ）音波技術によって生み出される
「液体流動力」によって歯をきれいにします。
「液体流動力」によって発生するきめ細かく力強い
水流によって、歯肉と歯の間など手動の歯ブラシや
高速運動電動歯ブラシでは取り除くできない
プラークを除去します。
もちろん、ブラシの毛先が高速で動くことによって
も毛先が直接歯に当たり、歯に付着したプラークを
きちんと落とします。
(代表ブラシ⇒ソニッケアー、ドルツ様）
③超音波歯ブラシ
超音波パワー（1.6MHz）でプラークとともに口腔内
細菌の連鎖を飛散させるもの。
ほか、口腔内の細菌に直接作用して細菌の連鎖を
破壊するともいわれています。そのため、歯周病の
患者さんにおすすめの電動歯ブラシです。
しかし、超音波歯ブラシは手用歯ブラシのように
小刻みに動かさなければならないため、需要が
少ないようです。
（代表ブラシ⇒スマイルエックス様）
プラークの除去効果としては「手用＞電動＞音波＞
超音波」の順にプラーク除去率はよいと言われて
います。手用歯ブラシを上手に使用できるので
あれば、電動ブラシを使用する必要はありません。
ただ、忙しい日常生活の中でオーラルケアへの意識
が薄らぎ、ブラッシングにかける時間が短縮されて
いくこともあるでしょう。
より手軽に、短時間でブラッシングの効果を上げる
には、電動ブラシの役割は大きいと思います。
また、音波歯ブラシによるマッサージ効果で唾液
分泌が促進されて口腔乾燥が改善したケースも
あります。耳寄りな情報ですよね💛
大切なことは道具がなんであれ、
「使いこなすこと」！
使いこなせていなければ、道具がどんなに優れてい
ても汚れを落とすことはできません。
それぞれのブラシの特徴や効果的な使用方法を
つかみとり是非日常に取り入れてみてくださいね。
近々、記載した代表ブラシについてもう少し詳しく
ご説明したいと思います💛
では！
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