歯科衛生士つぼねの歯っとするブログ

アラフォー現役歯科衛生士のつぼねです。蓄えた知識(余計なものも含む)をドドンと大放出します!

シーラント

つぼねです。

お題「シーラント」

子どもを連れて歯医者さんに行ったことがある方は、

おそらく聞いたことがあるであろうシーラント

はい、ご説明しますね。

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咬合面(歯の咬む面)にはものが詰まりやすいため、

とても虫歯になりやすい!

チョコレートを食べたり、煎餅を食べた後に咬む面

の溝にべったりと食べ物が張り付いて気持ち悪い

ことありませんか?

歯磨きしてもなかなかとれないんですよ?

 

ここを虫歯にならないように人工的な詰め物で歯

削ることなく埋めてしまう予防処置が、

シーラントです。

 

通常、乳歯の奥歯や永久歯の6歳臼歯に処置する

ことが多いです。

とにかく乳歯の奥歯と生えてきたばかりの6歳臼歯

は本当にびっくりするほど虫歯になりやすい!

つぼねがメンテナンスを日々行っているなかで、

6歳臼歯を治療したことがない大人の患者さんは

ほんの一握りです。特に奥歯の溝が深くて虫歯の

リスクの高いお子様には必ず行いたい処置です。 

 

シーラントは永久的なものではありません。

 

溝の部分にかみ合わせが変わらない程度に一層入れる

程度のものなので、日々の生活の中で取れてしまう

こともよくあります。

ただ、一生ついてる必要もありません。

乳歯は乳歯の間の数年間、6歳臼歯は生えてきてから

の2~3年くらいついていれば非常に虫歯に

なりやすい時期は乗り越えます。

 また、シーラントは見た目には取れてしまっても

溝の奥深くには成分が残り、シーラントをしていない

歯に比べると虫歯になりにくいそうです。

最近では、シーラントの中にフッ素も配合されて

いることが多く、より一層虫歯を予防できるように

なっていますよ。

 

子どもには虫歯で痛い思いなどせず、かわいい笑顔を

いつも見ていたいですよね!

そのためにも歯医者さんに行ってお勧めされたら、

ぜひ施術してもらってくださいね。