フッ素について
つぼねです。
お題「フッ素」です。
歯医者さんに行くとよく聞く「フッ素」
虫歯予防とは切っても切れない関係です。
いったい何をしてくれるものなのか?
ご説明します。
フッ素の効果は大きく分けて3つあります。
①再石灰化促進:歯から溶け出したカルシウム
やリンなどのミネラルの再沈着を促進し、
再石灰化を促します。
②歯質強化:フッ素を使用すると歯の表面の
エナメル質の成分ハイドロキシアパタイトと
結びついてフルオロアパタイトという硬い構造
になり、歯を強化します。
③細菌の酸産生抑制:歯ブラシで落としきれな
弱め、酸がつくられるのを抑えます。
簡単に言うと、
①初期虫歯を治す
②歯を強くする
③虫歯菌が弱くなる
これ聞いただけで使う気になりますよね?
セルフケアでもオフィスケアでも取り入れ方は
色々あります。
つぼねのおすすめはフッ素入り歯磨き粉+αです。
フッ素入り歯磨き粉で磨いても結局ゆすいでしまう
ので、フッ素入り歯磨き粉だけでは効果が期待
できません。
フッ素ジェルやフッ素スプレー、フッ素洗口液
なんでもいいので併用して使用するのが効果的だ
と思います。口腔内に停滞させることが大切です。
歯科衛生士専門の冊子で卵の殻の半分にフッ素を
塗り込んで30分放置し、その後酸性の水に浸したら
どうなるのか?という実験が掲載されていました。
結局フッ素を塗布しほうの殻には変化がなく、
塗布していないほうは溶解してきていました。
なんだかわくわくする実験ですね。
そしてなにより大切なことはとにかく続けること!
歯が初めて生えてきてから大体14歳くらいまでは
少なくとも使用しましょう。
乳歯や萌出したばかりの永久歯はとても弱い上に外
からの刺激、影響を受けやすいです。
逆に言うとフッ素も取り込みやすい環境と言えます。
歯を強くするのにもってこいの時期でもあるのです。
つぼねの歯科医院にくる患者さんでも「フッ素?
たまに使ってます」って方います。
が、正直たまに使うくらいでは効果が期待できません。
低濃度のフッ素を毎日繰り返し使用することで初めて
効果が期待できます。続けることです。
こう考えると、歯ブラシもフッ素も「継続すること」
がカギですね。