歯科衛生士つぼねの歯っとするブログ

アラフォー現役歯科衛生士のつぼねです。蓄えた知識(余計なものも含む)をドドンと大放出します!

子どもの虫歯

つぼねです。

本日のお題はこれ。

「子どもの虫歯」です。

子どもの虫歯…いやですね~

なぜなら子供の歯はとっても弱いからです( ;∀;)

 

つぼねの働く歯科医院では3か月に一度検診&フッ素塗布を

お勧めしていますが、それでも3か月後にまさかの穴が

空いていることもあります。

こんなことが起きると頑張って仕上げをしていた母たちは

相当へこんでしまいます。ですよね~。わかります。

ことの重大さがわからない子どもはわりとケロッとしてるけどね。

 

なぜこんなに乳歯は虫歯になってしまうのか?

子どもの虫歯の特徴についてご説明しますね。

 

①乳歯は歯自体が弱い

乳歯は歯の表面のエナメル質が薄く、なおかつ弱いので、

虫歯が進みやすい。

そのため、比較的早く神経に達する虫歯にまで至ること

ことがある。

 

②乳歯の虫歯は白濁(白っぽい)まま穴が開く。

大人の虫歯は白濁から黒ずんで穴が開いていくが、

乳歯の虫歯は白濁のまま穴が開く…。=発見しにくい。

 

③痛みを感じにくい

痛覚が発達していない子供は痛みを感じにくい。

痛い!と来院する場合穴が開いているところに食片が

詰まって、歯肉が「痛い!」ってことが多い。

痛いと言ったり、痛くないと言ったりで「とりあえず

来院しました」ってこと多いです。

 

④好発部位

乳歯の虫歯の好発部位は上の前歯のど真ん中!

&奥歯の歯の間&咬合面(噛む面)

ここですよ。つぼねが子供の歯をチェックするときは

とりあえずデンタルフロスを通して歯の間をくまなく

診ます。

 

乳歯を守るためにできることはこんな事。

 

①歯磨きをしっかり習慣づける

毎日の歯磨き&フロスしっかり習慣づける。

 

②フッ素を取り入れる。

歯質を強化するためにフッ素入りの歯磨き粉やジェルなど

を使う。

キシリトールを取り入れる。

口腔内環境自体を整えるためにキシリトールをとる

ようにする。

④よく噛んで食べる。甘いものは控えめに。

唾液の分泌を促すことで、唾液の効果を最大限生かす。

糖分を控えることで、細菌の増殖を防ぐ。

 

⑤だらだら食べない
口腔内が酸性に傾いた状態を維持しないようにして、

歯が溶け出すのを防ぐ。

 

乳歯を守ることができるのは、お母さん、お父さんです。

ともに頑張りましょうね💛